琉球大学 人文社会学部 国際法政学科 政策科学講座
准教授
チームリーダー前田 貴洋 先生
中央大学 商学部
助教
彭 思雄 先生
東京工業大学 環境・社会理工学院
融合理工学系
エンジニアリングデザインコース
助教
田岡 祐樹 先生
中央大学 大学院 戦略経営研究科
教授
竹田 陽子 先生
愛知学院大学 経営学部 経営学科
講師
油井 毅 先生
早稲田大学 理工学術院 創造理工学部 経営システム工学科
創造理工学研究科 経営デザイン専攻
教授
鬼頭 朋見 先生
コロナ禍によりリモートワークが一気に普及したが、生産性を上げられる人とそうでない人に分かれた。コロナ禍の終息後も、リモートワークを定着させる企業と元に戻る企業に分かれるものと思われる。リモートワークを定着させ生産性を上げることは、企業が厳しい競争を生き残る一つの方策である。そのためには、オンラインで組織をチームとして機能させることが課題となる。チームワークに関する科学的な知見を蓄積することは、このような課題を克服するために有効である。
チームとは、チーム目標、成員間の協力と依存、各自の役割、明瞭な境界の4条件を満たす集団であり、チームワークとは、チーム全体の目標達成に必要な協働作業を支え、促進するためにメンバー間で交わされる対人的相互作用を指す。チームワークはあらゆる分野における人間活動の基本であり、チームワークに関する研究は分野横断的研究となる。チームワークを捉える視座も多様であり、心理学、経営学、教育学、工学等からのアプローチが存在する。
チームワークに関する研究は、個別の対象分野と学問領域において進められているが、急激に顕在化した社会的なニーズと分野横断的研究の重要性を考えれば、様々な分野の研究者が協働することによって開拓されるべき、これからの有望研究領域になりうると考えられる。
本領域ではチームワークに関する革新的な研究アプローチの提案を募集した。助成期間中は、毎月1回オンライン研究会を開催し、様々な研究領域の研究者の革新的な研究アプローチを比肩しあい、協働研究の可能性を探り、研究アプローチの有効性を検証することを通じて、チームワークに関する新たな分野横断的研究領域を創出することを目指した。