平成30年11月29日平成30年度 特定領域研究助成 領域概要紹介・研究助成贈呈式を開催
3つ領域で新たな研究プロジェクトがキックオフ

11月29日(木)、東京・千代田区の帝国ホテルで、平成30年度 特定領域研究助成のキックオフ(領域概要紹介・研究助成贈呈式)が開催されました。

当日は、目﨑祐史 代表理事・理事長代行の挨拶により開会し、最初に今年度公募した3つの領域について、領域代表者の先生から領域の概要や採択課題への期待、そして助成期間中の領域マネジメント方針などについて紹介がありました。

  • 情報セキュリティ分野:「IoT時代のサイバーセキュリティとセキュリティ経営・法・社会制度」
    領域代表者 湯淺 墾道 先生(情報セキュリティ大学院大学 教授)
  • 防災分野:「最新科学技術を用いた自然災害の被害軽減と強靭化」
    領域代表者 金田 義行 先生(香川大学 特任教授)
  • ELSI分野:「最先端科学技術の社会的・倫理的・法的側面」
    領域代表者 藤垣 裕子 先生(東京大学 教授)

領域の紹介をされる先生(左から湯淺先生、金田先生、藤垣先生)

次に、今年度採択された9名の先生方へ、佐々木理事長より目録の贈呈が行われました。佐々木理事長からは「世の中に見える形で、社会のニーズや期待に応えることが必要です。成果の話を伺う機会を今から楽しみにしております」と祝辞がありました。企画委員の板生 清 先生より「民間で安全安心を実施することはすばらしいことです。参加する仲間を増やしていくことが大事です」という乾杯の挨拶により懇親会がスタートしました。


  • 祝辞を述べる佐々木 信行 理事長

  • 乾杯の挨拶をする板生 清 先生

 

懇親会の会場には研究内容が書かれたパネルが展示され、贈呈式ではやや緊張していた先生方も、パネルを囲みながら選考委員など財団関係者や他の先生方とも交流が進みました。

パネルを囲みながら交流が進みました

採択された先生からは、「研究費を有効に使って、皆様の役に立てるような研究を進めていきたいです」「期待して頂いた分の倍くらいの成果を出してお応えしたいと思っております」「採択して頂いたことを皮切りに、1年後にはそれなりの成果を出していきたいです」「スピード感をもって研究を進めたいと思います」「確実に実用化して社会に広められるように努力していきます」「せっかく他の分野の方もいるので、他の分野の人とも議論していきたいです」「応用研究で研究助成を頂けることが少なく、大変ありがたく思っています」「セコムさんにはこの助成金だけではなく、自宅のセキュリティもお世話になりっぱなしです」など、採択の喜びや意気込みを表明して頂きました。

最後に、目﨑祐史 代表理事・理事長代行より「研究は、研究者自身が面白いと感じながら行えることが大事です。今後の成果に期待しています」との挨拶で、盛況のうちに締めくくられました。


前列左より目﨑祐史理事長代行、佐々木信行理事長、湯淺墾道先生(領域代表者)
と贈呈を受けられた先生方(後列)
(情報セキュリティ分野)


前列左より目﨑祐史理事長代行、佐々木信行理事長、金田義行先生(領域代表者)
と贈呈を受けられた先生方(後列)
(防災分野)


前列左より黒田玲子先生、目﨑祐史理事長代行、佐々木信行理事長、藤垣裕子先生(領域代表者)
と贈呈を受けられた先生方(後列)
(ELSI分野)