現在、妊婦さんが胎児の健康状態を知る機会は通常であれば4週間に1度程度、病院で検査を受ける時しかありません。本研究で開発中の薄型電極を用いたシートを使えば、お腹に貼るだけで、胎児の健康状態を24時間把握することができます。シートがデータを収集するためのシートセンサとそこから得られる情報を“可視化する”ためのアルゴリズムは既におおむね完成しています。現在は産婦人科医師が妊婦さんに使っていただくことで、現場の声を聴かせていただいており、それによる改良、すなわちユーザビリティの向上に最大限の力を注いでいます。