今後は実証実験を増やしていきます。大学の閉ざされた研究室の中だけで、理論の完成はあり得ません。現場に出ることで、初めて新たな問題点が明らかになります。そして、その問題点を研究室に持ち帰って研究し、また現場に出ていく。その繰り返しなのです。
もともと音情報は、画像や動画よりも「状況や雰囲気」といった豊富な情報を死角なく伝達する優れたメディアです。この特性を活用することで「従来型の補聴器の改善」「安価な音センサを大量に散布して生存者を救出」など、安全安心に貢献するさまざまな社会システムを創出することができるようになると考えています。