チームワークに関する革新的な研究アプローチの確立と分野横断的研究領域の創出を目的として、セコム科学技術振興財団の特定領域研究助成では、チームワーク科学分野(領域代表者 堀井秀之先生)の研究助成を2021年1月より実施してきました。

本シンポジウムでは、キーノートに創造性(クリエイティビティ)研究の第一人者であるノースカロライナ大学チャペルヒル校のキース・ソーヤー教授をお迎えし、チームワーク科学分野の研究成果の発表とディスカッションを行います。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

開催趣旨

公益財団法人セコム科学技術振興財団では、平成28年度より40歳未満の若手研究者を対象とした挑戦的研究助成制度を実施しております。本助成制度では、「最先端科学のELSI(社会・倫理・法的側面)」を重要なテーマの一つとして位置づけており、宮下 紘 先生(中央大学・総合政策学部・准教授)による「超スマート社会におけるプライバシー保護の法政策研究」(平成29年度~平成31年度実施)にも助成しています。

本研究課題は、人工知能がもたらす社会への影響について、プライバシー保護の観点から日本、アメリカ、ヨーロッパ、中国の法制度について比較検討を行い、プライバシーを保護しつつデータ利活用するモデルケースを提示し、法政策提言を行うことを目的としています。

令和2年(2020年)に予定されている個人情報保護法の改正に向けて、プライバシー保護に関する関心が高まっていることなどから、プライバシー保護の観点から日本、アメリカ、ヨーロッパ、中国、韓国のそれぞれの法規制の最新動向を紹介・比較検討を行うシンポジウムを開催致します。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

概要 

主催・共催・後援 主催: 公益財団法人 セコム科学技術振興財団
共催: 一般社団法人 日本教育工学会(JSET) SIG-CL
後援:一般社団法人 日本機械学会、一般社団法人 人工知能学会
日時 令和6年(2024年)5月12日(日)10:30~ (10:00開場)
会場 東京大学情報学環・福武ホール 地下2階
福武ラーニングシアター
(アクセス方法は福武ホールのサイトをご覧下さい。)
参加費 無料(要事前登録)
参加方法 下記の「参加登録フォーム」より事前登録をして下さい。
※定員に達した場合、事前登録を締め切ります。あらかじめご了承下さい。

プログラムPDF

10:30~10:40 開会挨拶
堀井 秀之(東京大学 名誉教授)
10:40~12:20 キーノートスピーチ
DR. R. KEITH SAWYER(The University of North Carolina at Chapel Hill)
「Collaboration and learning: The sociocultural approach in the learning sciences」
12:20~12:40 チームワーク科学の概観
田岡 祐樹(東京工業大学)
13:30~15:30 助成研究者報告
  • 田岡 祐樹(東京工業大学)
    「イノベーション教育のための自然言語処理によるチームワークのリアルタイムモニタリング方法の開発」
  • 前田 貴洋(琉球大学)
    「社会課題解決のためのアントレプレナーシップとそれを支えるチームワークに関する研究」
  • 竹田 陽子(中央大学)
    「ビジネス企画チームにおける多元的視点取得の研究」
  • 油井 毅(愛知学院大学)
    「チームワークが醸成する信頼 ~ハイブリッド型PBLを手掛かりに~」
  • 彭 思雄(中央大学)
    「知識創造活動における熱中対話の先行条件とその効果:視聴覚データを活用して」
  • 鬼頭 朋見(早稲田大学)
    「リーダーシップとフォロワーシップの創発に関する研究」
15:40~16:40 パネルディスカッション 
  • 【モデレーター】
    堀井 秀之(東京大学 名誉教授)
  • 【パネラー】
    DR. R. KEITH SAWYER(The University of North Carolina at Chapel Hill)
    山口 裕幸(京都橘大学 特任教授・九州大学 名誉教授) 
    大島 純(静岡大学 教授) 
    稗方 和夫(東京大学 教授)
16:40~17:00 クロージング
※プログラムは予告なく変更となることがあります。あらかじめご了承下さい。

問合せ先

公益財団法人 セコム科学技術振興財団 事務局 

Email: sstfoundation@secom.co.jp